ジャック・セロス / シュブスタンス Jacuques Selosse / Substance NV (Degorgemaent : 2009)
産地 | フランス / シャンパーニュ地方 |
ブドウ品種 | シャルドネ |
ヴィンテージ | NV(デゴルジュマン 2009年) |
☆☆☆☆☆評価(5)※個人的主観ですのでご参考程度にお願いします
ソムリエのかみやんです。久々の?ワインレビューです。なんか気合い入ります。よろしくお願いします。
では早速いきます!
シャンパーニュがお好きならおそらく皆さんご存知、かつ憧れの存在でしょう。
今回はジャック・セロスのご紹介でございます!
自然派ワインがどうとか、クラシックなワインがどうとか、もうどうでも良いですね。皆さん飲みたい飲むべき生産者かと思います!
現当主 アンセロム・セロスのこだわり
「ジャック・セロス」の現当主は、アンセロム・セロス。彼の父親が1949年にシャンパーニュ地方、アヴィーズの地で創業したドメーヌになります。
アンセロム・セロスがドメーヌを引き継いだのは1980年代。それまではブルゴーニュ地方の名門ドメーヌ「ルフレーヴ」などで修行しています。
いわゆるRM(レコルタン・マニュピュラン:栽培醸造家)と呼ばれるブドウ栽培から醸造、熟成、瓶詰めまで全て行うドメーヌです。
- 自社の畑での生産
- ビオディナミでの栽培
- ブルゴーニュ同様のオーク樽での醗酵と熟成
- 一部のキュヴェでは「ソレラシステム」の導入
- ドザージュ(リキュール添加)を一切しない
- デゴルジュマンも手作業 瓶の口を凍らせない伝統的手法
などなど、こだわりにこだわり抜いたシャンパーニュを造っています。
また、ジェローム・プレヴォー、
オリヴィエ・コラン(ユリス・コラン)、
ベルトラン・ゴーテロ(ヴェット・エ・ソルベ )、
アレクサンドル・シャルトーニュ(シャルトーニュ・タイエ)など、
彼の下で学んだ次世代の造り手も今やシャンパーニュを代表する造り手となっています。
愛弟子、ジェローム・プレヴォー↓↓↓
今回いただいたのはシュブスタンス、しかもデゴルジュマンは2009年!!
シュブスタンス Substance = 本質 と名付けられたこちらのワインはジャック・セロスのフラッグシップ的存在。
最高のブドウで造られたワインを独自のソレラシステム※で熟成し、瓶詰めしています。(このソレラには1984年収穫からのワインが入っているそう!)
※シェリー酒などで用いられる熟成方法。ご存知ない方は図付きで見た方がわかりやすいと思うのでググってください。すみません…
ジャック・セロス自体飲む機会がそうそうないのですが、今回頂いたのはなんとデゴルジュマン(澱引き)が2009年!
もう二度とこんなの飲めないでしょう。感謝しかありません。
食事は合わせずワイン単体で。じーっくり時間をかけで味わいました。
繊細すぎる泡に熟成香、液体の凝縮度に驚かされます。
飲み口はあまりにもスムーズ、でも濃厚。酸は液体の中にしっかりとしっとりと溶け込んでいます。
筆者は口に含んで転がしているときに、液体という観点からは想像しにくい「チョコレート」を食べているような感覚を得ました。これは凄い。
とにかく過去には経験したことのない不思議な感覚、しかもめちゃくちゃ旨い。私のような経験値の少ない者でもこのワインの偉大さはしっかりと感じました。
当然、評価は文句なしの星5つでございます!
(私ごときが評価すること自体がおこがましいのはわかってるのですが…ご参考程度にお願いします)
ジャック・セロスその他のキュヴェと購入できるネットショップご紹介
ジャック・セロス 他のキュヴェ
ジャック・セロス が買えるネットショップ(楽天)
ジャック・セロス はシャンパーニュ好き、自然派ワイン好きならずとも絶対一度は飲んでおきたい生産者です。
年々価格が上昇しており、どんどん飲めなくなっていますね…..
ご予算に余裕があるなら今のうちに買っておいて間違いはないでしょう。
それでは今回はこの辺りで。最後までお読み頂きありがとうございました。