ソムリエのかみやんです。
いつもワインのことばかりなのでたまにはってことで、
今回は少し趣向を変えてワイン以外のお酒をご紹介しようかと思います。
京都ならではの下町カクテル|懐かしの「ばくだん」
京都にお住まいの方、住んだことがある方ならご存知の方も多いと思うのですが、下町のお好み焼き屋さんや鉄板焼き屋さんなんかのドリンクメニューに必ずといっていいほど載っている「ばくだん」というカクテル。(通称「赤」)
何を隠そう私も学生時代は京都に4年間ほど住んでおりましたので、この「ばくだん」というカクテルはよく飲んだ記憶があります。ああ懐かしい。
京都の地元っ子の友人に鉄板焼き屋さんに連れて行ってもらった時に「ビールの次はこれ飲んどけ」と言われました😂
お酒が苦手な方でも抜群に飲みやすく、お好み焼きや鉄板焼きなんかの下町料理と抜群に合う!
価格もお手頃なので当時すっかりハマってしまったのをよく覚えております。

では「ばくだん」とはどんなお酒なのでしょうか?次項から見ていきましょう。


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「ばくだん」は京都では60年以上前から飲まれているカクテル
実は60年以上前から京都の下町では親しまれているカクテルです。先ほども少し書きましたが、お好み焼き屋さんなんかでは「赤」でも「ばくだん」でも通じます。

凄く美味しいのですが、何故か大阪や滋賀、奈良など近隣の街には広まっておらず、京都でのみ飲まれています。
不思議ですね。京都の方は秘密主義なのでしょうか?笑
京都の「ばくだん」はぶどう酒がベース|抜群に飲みやすい

ぶどう酒がベースの「ばくだん」。
ぶどう由来の香り、ぶどうジュースのような優しい甘み。その昔、駄菓子屋さんなんかで売っていた粉末ジュースのようななんとも懐かしい味わい。これ、間違いなくハマります。
そしてこの独特の味わい、お好み焼きや鉄板焼きなんかの下町料理と相性抜群なんですね。ソースの甘みと上手く調和。
喉越しも良いのでビールのようにゴクゴクと飲めてしまいます。
お好み焼きと赤ワインを合わせるのが個人的に好きだったりするのですが、これも捨てがたいのです。
京都の「ばくだん」のレシピ
そしてこのお好み焼き屋さんや鉄板焼き屋さんの「ばくだん」のレシピ。気になりますよねぇ〜。
当然ですが、お店の方はなかなか教えてくれません。
なんとなくの味覚の記憶で再現しようと試みた事はありますが、素人にはなかなか難しいものであります笑
そこで!お好み焼き屋でアルバイトしていたこともある京都出身の友人にレシピを聞いてみました!

- 赤玉スイートワイン(赤玉ポートワイン)赤
- 焼酎(宝酒造 純 25°)
- 瓶ラムネ
- 炭酸
これを良い感じの分量で配合すると「ばくだん」の完成です!焼酎は他の香りの強いものはダメだそうです。
他にも単純に赤玉スイートワインを炭酸で割って、甘さはガムシロップで調節するレシピ、瓶ラムネの代わりにカナダドライのジンジャーエールを使うレシピなどお店によっても少し違うようです。
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最近はリキュールとして「ばくだん」を購入可能!
最近では京都懐かしの「ばくだん」をリキュールとして購入することができます。
それが株式会社サンムーンさんが独自に開発、販売されている「京都赤酒ばくだん」という商品。


ソーダで割ると、まさにあの味わい!飲みやすさ飲みごこち抜群で、ついついグイグイ飲んでしまいますね。
価格は公式サイトで720mlが税込1665円。
コスパ的にも赤玉スイートワインを買って、焼酎を買って、ラムネを買って…それを上手く配合して…と考えると良いように思いますね。手間もかからないですし、失敗もありません。
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「京都赤酒ばくだん」はソーダ割が定番
先ほどご紹介した株式会社サンムーンさんの「京都赤酒ばくだん」。
多くのお店での定番はやはりソーダ割です。ぶどうサワー的な味わいに近いものがありますが、少し違います。
こちらの方が中毒性は高いでしょう笑
作り方は「京都赤酒ばくだん」を1に対してソーダを2。氷を入れたグラスに注ぎ、マドラーで混ぜるだけ。
あの味わいが簡単に再現できます。

「京都赤酒ばくだん」ソーダ割以外の美味しい飲み方
もちろんソーダ割以外にも楽しみ方はたくさん。
株式会社サンムーンさん推奨の飲み方を簡単にご紹介。
「京都赤酒ばくだん」をロックで
そのまま氷を貼ったグラスに注いでロックで楽しむのも良いです。
ぶどうだけでなくイチゴなんかの風味も感じる「京都赤酒ばくだん」を楽しむには一番手軽で美味しい方法。
「京都赤酒ばくだん」を水割りで
ソーダ割とは違い、水割りで飲むとやはり口当たりの優しさが印象に残ります。
ゆっくり飲みたい時にはこちらがおすすめです。
「京都赤酒ばくだん」をお湯割で
ほっこりしたい時にはお湯割で。
お食事と一緒でなくても、十分楽しめます。寝る前なんかに良いですね。
「京都赤酒ばくだん」をグレープフルーツジュース割で
グレープフルーツの酸味と苦味が「京都赤酒ばくだん」にもマッチ。より果実の雰囲気を感じるドリンクがお好きな方はこちらをどうぞ。
「京都赤酒ばくだん」をショットガンで
いわゆる「ショットガン」というやつもなかなか楽しいです。
ジンジャーエールやトニックウォーターなんかと一緒にショットグラスに入れて蓋をして、テーブルに叩きつけ一気に飲み干す。。。テキーラみたいにアルコール度数高くないので優しいですし、何より盛り上がりますよ!
↓発売元の株式会社サンムーン公式ページはこちら


意外と他にも色々ある|「ばくだん」と呼ばれるお酒
ここからは余談ですが…
京都で過ごした経験のある僕としては「ばくだん」と言えばこの「赤酒ばくだん」なのですが、他にも「ばくだん」と呼ばれるお酒はあるようです。
戦後の闇市の密造酒も「ばくだん」と呼ばれていた
工業用アルコールであるメチルアルコールから作られた密造酒が「ばくだん」と呼ばれていたようです。メチルアルコールには強い毒性があるため、危険性を示すために赤く着色されていたそう。
お酒がなかなか手に入らなかった戦後の混乱期にはこれに手を出して命を落としてしまった方も少なくなかったそう…

昭和の経済成長期、ウイスキーのビール割りも「ばくだん」
これはなかなか強烈ですね。酒を酒で割る。
もはやカクテルと言って良いのかわからないのですが、昭和の時代にはこんなものも流行ったことがあるようです。
韓国ではパーティの後の余興としてよく飲まれているそうです…

京都の下町カクテル「ばくだん」まとめ
今回は京都の下町カクテル「ばくだん」について書きました。
まとめはいつものように箇条書きで。
- 「ばくだん」は京都の下町で60年以上前から親しまれているご当地カクテル
- お好み焼き屋さん、鉄板焼き屋さんのドリンクメニューでよく見かける
- もちろんお好み焼き、鉄板焼きとの相性抜群
- 価格も安い
- ぶどう酒ベースのお酒
- とにかく抜群に飲みやすい懐かしい味
- お酒が苦手な方でもこれなら飲める方多い
- 調子に乗って飲んでいると後でガツンと酔いが回る
- レシピはお店によって違うが基本「赤玉ポートワイン」「宝酒造 純」を使う
- ソーダ割がポピュラーだが他の割り方でも楽しめる
- 株式会社サンムーンさんが「ばくだん」のリキュールを発売している
- 他にも「ばくだん」と呼ばれるカクテルは存在する
以上です!ぜひ京都のご当地カクテル「ばくだん」を楽しんでみてください!