ヴァルテル・ムレチニック / レブーラ 2001
スロヴェニア レブーラ(リボッラ・ジャッラ)100%
ご覧いただきありがとうございます。
本日のご紹介は、スロヴェニアのワイン。
スロヴェニア?あんまワインとか聞いたことないけど?と思われるかもしれません。
が、こちらのムレチニックさんは北イタリア、フリウリ・ヴェネツィア=ジューリア州との国境付近にワイナリーを構えてらっしゃいます。
勘のいい方はレブーラ(リボッラ・ジャッラ)というブドウ品種名でピンときたのではないでしょうか?
フリウリの造り手さんとも親交が深く、ワインの方向性も似ています。
グラヴネル、ラディコン、ダリオ・プリンチッチ、カステッラーダ…この辺りの造り手さんをご存知でしょうか?
また開ける機会があれば是非ご紹介したいと思いますが、皆さんとても興味深いワインを造られています。
白ワインは果皮ごと発酵させたタイプのワインが多く、とても個性的。まあ彼らからしたら普通の造り方なんでしょうけど。
※通常白ワインは白ブドウの果汁だけで造ります。赤ワインは黒ブドウの果皮ごと使って造ります。つまりこちらは赤ワイン的な造り方の白ワインってことです。最近では”オレンジワイン”とか”アンバーワイン”とか言われたりしています。ってあれ?逆にややこしい説明ですか?
ご存知の方からは自然派でオレンジワイン造ってる人たちでしょ?ってよく言われますが、なんかそれだけでまとめてしまうのはちょっと…って正直なります。もっと奥深いはずですよね。流行りどうこうとは違うと思うんですが…
っと、少し話が逸れましたが、このムレチニックさんのワインも白はやはり”オレンジ”な造りです。
ただ、私個人的に思うのですが、彼のワインは先ほど挙げたグラヴネル、ラディコン、プリンチッチ〜よりも良い意味で大人しい、繊細で美しいイメージがあります。液体がしっとりしているというか。もちろんどちらもおすすめです。
今回開けたヴィンテージはなんと2001年。もう20年前のワイン。お味はどうでしょうか?
白ワインでここまで古いワインだと若干心配でしたが、いざ開けてみると…
開けたてはガッチガッチでしたw
しかしながら液体のエネルギーはたっぷりと感じます。
時間の経過と共に解きほぐれていき、口当たりが柔らかく、甘みも感じるようになりました。←2時間ほどかかりましたが、まだまだ固いので半分ほど翌日に回しました。
…
しかし翌日、所用でいただくことができず、翌々日へ。液体は結構いかつい麦茶色に変化しておりましたが、味わいとしては開けたてより全然柔らかく、とても美味しくいただくことができました。ごちそうさまでした(^^)
ヴァルテル・ムレチニック周辺のワインご紹介|自然派ワインおすすめ
こちらは2009年。インポーターさん曰く、彼の代表的なヴィンテージになるだろうとのこと。とても肉厚なワイン。
記事の途中にも出たフリウリの造り手たち…
↑キリがなくなるので今回飲んだことがあるものだけご紹介しました。
この辺りのワインだけで特集記事書いてもいいかもしれませんね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。